三浦南海子の彩色ケア・色カルタブログ

長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R

2017.9.3
  
認知症ケアではよく長谷川式ではどのくらい? と聞かれることがあると思います。
一番知られている評価法です。

30点満点で
・20点以上で軽度
・11~19点の場合は中等度
・10点以下で高度と
判定するそうです。

スケールが「11」と聞くと、どのような方を想像するでしょう?
会話がしづらい方を想像しがちですね。

Iさん93歳も長谷川式は「11」だそうです。
しかしながらこの方、私が病棟のドアを入ると必ず毎回私の服装チェックをされて
「今日は素敵なスカートね、チョッとくるりと回ってみて」

半袖着ていると 
「へ、意外と腕が太い、ぽちゃぽちゃしていていいわね」

少し短めのスカート履いていると 
「膝が見えていてとっても活動的でいいわよ」

カラフルな色を着ていけば 「気持ちも明るくなりそうよ」と
私の周りの誰よりも必ず反応してくれています。

そして、色カルタをした後も「人生観」を語って下さる。
女はくよくよしていたって仕方ないよ
いつもニコニコしていなさいね。
貴方(三浦)と私は親子くらい年が離れているの?
これからもまだまだ人生長いから頑張りなさいね。

腰がかなり曲がって床見ながら歩いていますが
ゆっくりゆっくり自分のペースで移動できます。
同じことを繰り返すこともたくさんありますが、
そうでないお話しもたくさん教えてくださいます。

長谷川式は一つの評価方法ですが、それだけではなかなか分かりにくい。
難しいですね。

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