三浦南海子の彩色ケア・色カルタブログ

冬の色

長野県 下伊那郡にお住まいのTさんから
色カルタのお便りいただきました。
冬の厳しい季節の中、何かほんわり伝わってきます。
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色カルタ・冬の色のお話です。
 
●「いろりを囲んだ懐かしい大切な時間を思い出しました」
70代女性は、赤いカードと薄いねずみ色を選びました。
7人家族です。
 
「何の色か分かりますか。これ(赤)は、火の色です。
そしてこのグレーは煙の色。
子供のころ囲炉裏端でみんな集まってご飯を食べたり
歌を歌ったり懐かしい光景を思い出しました。
 
(どんな歌を歌ったのですか?)
「父も母も兄も姉もいっしょに、
♪~しーずかなしーずかな里の秋(歌って思い出す様子)
純粋だったのね。みんな。」
 
微笑みながら少し涙ぐまれていらっしゃるご様子は、
こちらの心の中にも
火がくべられて体が温かくなりました。
 
煙の臭いと歌声といっぱいの笑い声が届いた気がしました。
 
●「あったかーいこういう色を胸に思っている」
80歳女性は、薄いねずみ色と赤いカードを選びました。
息子家族と2世帯で住んでいます。
 
「やっぱり雪の色を思うよね。
年を取っちゃって寒いし雪かき大変だなーとか。
子供のころは雪は嫌じゃなかったんだけどね。
それでも嫌だなーってばかりではなくて
この赤色みたいな火を思って、温まりたいな。」
大切な人たちのお幸せを願うような
慈しみのまなざしでお話しされました。
 
●「閉ざされたときの中でも希望を感じたい」
70代女性は、白と黄色を選びました。
果樹農家、一人暮らしです。
 
「私もやっぱり雪を思うの。
雪が降ると何もかもが止まってしまうような気がする。
シーンとして。
何もなくなってしまったかのように
シーンとして止まってしまう。
でも、光が差し込むというか、
この黄色のようにね。
うん。
どんなときにも希望はあるぞって
そんなふうでいたい(生きたい)と思っている」
 
この言葉どおりに生きるTさんのしなやかさがステキです。
同席したみんなも微笑んで
うんうんとうなずいて聴きました。
 
●「いっぱいに広がる青空を写真に撮って、友達に送った!」
60代女性は、白と青を選びました。
 
果樹農家、3世代5人家族です。
 
「今、雪の南アルプスと真っ青な空がきれいじゃん。
はしごの上から見る雪山と空が
きれいだなーと思って。
いつも写真撮っちゃう。
 
これこれ(携帯の写真を開く)。
新潟の友達は快晴でもどよーんとした空なんだって
こっちはこれだよーって送ったの。
この時期の空はいいよねー!」
 
大きい果樹農家さんですが、忙しいばかりではなく、
心に余裕のあるSさんです。
 
美しいものを見てそれを好きな人に見せたくなる。いいなあ!
 
このあとも全員で美しい空、
朝焼けや夕焼けの話で盛り上がりました。
楽しいときを過ごしました。
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Tさん、ありがとうございました。
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