色を積極的に活用する
あたらしいケア方法です
介護の世界に明るさ、楽しさ、安らぎを提供し「色を介護の技術」にすることをコンセプトとしています。
情報源の8割を占める視覚、中でも色の影響は大きいものです。
その「色」を介護に活用しようと様々な取り組みを行っています。
具体的な技術例として
- 1.色カルタ・クオリアゲーム®の実践
- 2.エイジングカラー(シニアの顔色をよく見せる色)を身につけること
を提案しています。
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『彩色ケアが認知症を変える!~色カルタ(クオリア・ゲーム)で蘇る世界~』
2,268円(本体2,100円、税168円)
ISBN:978-4-903843-08-7
2010年6月24日発行 A5変形判 126ページ
著者:
折茂賢一郎
医師 医療法人景翠会 金沢病院副院長
介護老人保健施設「こもれび」「ふるさと」顧問
公益社団法人全国老人保健施設協会副会長など
三浦南海子
カラリスト
NPO法人日本パーソナルカラー協会理事
1色カルタ・クオリアゲーム®とは
あなたの記憶に残る色って
何色ですか?
色は私達の生活の中で当たり前のように存在しているため、意識することはあまりありません。しかし様々な事象は色を伴って私達の記憶の中、心の中に留まっていることが多いと言われています。
そこに着目し認知症の人へ働きかけるツールとして開発されました。
ゲームの方法は
大変シンプルです
- 色カルタのカードをテーブルに並べる
- リーダーが読み札を読む
- 参加者はそれから連想した色カードを取る
- 参加者は選んだ色や思い出について話し、皆で話を聴く
②~④を繰り返し行います
特徴は
- 専門的な知識はいりません
- 用意が簡単
- 誰でも参加できます
対象者は
- 認知症状がある人
- 認知症予備軍の人
- コミュニケーションがとりにくい人
(子供や精神疾患のある人など) - 仲間同士、初対面の人
色カルタ・クオリアゲーム®の
メリット
参加者は
- おしゃべりでき楽しい時間を過ごせます
- 忘れかけていた記憶を思い出します
- 不安感が緩和されます
- 表情がいきいきして豊かになります
介護者は
- 参加者の趣味や嗜好、人生史、希望などを本人から直接聴くことができます
- 要介護者一人一人、その人独自のケアプランを作ることができます
そのことから
参加者の人生のものがたりを共有でき、お互いに信頼感がうまれます
このゲームは
認知症ケアの一環として、地域医療の第一人者の医師(折茂賢一郎先生)と、長年色彩活用を提案しているカラリスト(三浦南海子)の二人のコラボレートにより生まれました。
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『色カルタ (クオリア・ゲーム)』
2,530円(2,300円、税230円)箱入り
内容:色カード100枚、読み札50枚(会話のヒント付)
送料:一冊370円 ※複数の場合は別途お知らせいたします。
色カルタ・クオリアゲーム®を学ぶ
人は何らかの形で人と繋がって信頼関係を築き、協力しあう必要があると言われています。
色カルタは誰でもできるシンプルなツールで、一つの読み札に対して色を介してコミュニケーションをとります。
そのコミュニケーションを通じて、人との関わりを持ち、認知症の方やその人を取り巻く周囲の方のQOLの向上を図ることができます。
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1.知る
色カルタって何?
やり方を知る
1.5~2時間3,000円~
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2.資格を取る
色カルタコーディネーター資格取得講座
色カルタをより深く知る
きくことを学ぶ
積極的に活用できる
4.5時間29,700円
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3.広める・教える
色カルタ指導者養成講座
色カルタを「知る講座」の指導ができる
4時間×2日間66,000円
2・3を修了すると
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4.勉強会
リーダー役をよりスムーズにできるように学ぶ
色カルタ実践
年に3~4回 2時間3,000円
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5.サークル
色カルタを楽しく語ろう
事例発表など
積極的に活用できる
- 体験する
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- リモート体験会
- SNSで募集
- 参加費無料・どなたでも参加可能
2エイジングカラーとは
エイジングサポートカラーのことです
一般的に認知症状の悪化とともに、おしゃれ心もなくなり、外出せずに薄暗い部屋でぼんやりと過ごす時間が次第に増え、着衣を気にすることなく過ごすようになりがちです。
そして、全般的に暮らしの中に色の喪失感が感じられます。
そうなる前に、顔色を明るく元気に見せる色~エイジングカラーを身につけて楽しく外出する機会を増やしましょう。
身につける色(洋服、口紅など)を意識することで自己認識も喚起されます。
具体的なエイジングカラーとは男女問わず、明るくて温かみがある、きれいな色、ソフトな色です。顔色が良く健康的に見える人とお話しするのは相手も楽しくなります。