申の新年が明けました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
普段は忙しく過ごしていますが、この3が日何だかほっとするお話しを
お許しをいただいて掲載します。
作業療法士のWさんから教えて頂いた色カルタです。
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「結婚式の思い出の色は?」という質問で
高齢女性が桜色のカードを手にして話したこと。
【当時、貧乏暮らしをしており、2年ほどかけてお金を貯め、やっとの思いでセットの安い結婚式を挙げた。
新婚旅行も熱川が精一杯。鈍行で何時間もかけていった。
帰りに主人が箱根に行きたいと言い出したが、「1か月分の食費がなくなるのよ」と言い、行かずに帰ってきた。
がんばって働いてまた旅行に行こうと約束して。
靴職人の弟子だった主人が独立し、夫婦二人三脚で一生懸命働いた。
旅行にもたくさん行き、今では日本で行かないところはないというくらいになった。
だけど、今でも一番の宝物は新婚旅行の日に買った
当時150円ほどの安価な桜色のネックレス。
あれから何十年と経ち、主人も7年前に亡くなったが、今でも大切に持っている。】
旦那さんと過ごした日々について、本当に幸せだったと振り返り、
少し照れくささを含めた優しい笑顔で話していた。