申の年、2日目は
あるカラリストの方からのお話しです。
認知症のある叔母様と 認知症でないお母様と
16歳の青年(お子様)との…
色カルタです。
「叔母が自分の選んだカルタの色を眺めて
私はこんな感じの穏やかで優しい色や人が
好きなんだよねと言ったことが印象的でした」と
言うメッセージと共にいただきました。
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私の叔母(82歳)が参加してくれた時の話ですが、
今まで一度も聞いたことがなかった叔母の初恋の人との思い出を
話してくれた時の叔母の表情と大切な存在や
人を想う気持ちの美しさに感動しました。
自衛隊で遠方に行ってしまったその方は、
亡くなるまでお手紙を送ってくれていたそうでした。
いつも元気でいるかと気遣ってくれる優しい方だったと
乙女のように話してくれました。
現在は気力がないと描いていませんが、
水彩画の絵手紙が得意でとても上手だった叔母です。
可愛い菜の花のような黄色いカルタを選び話してくれました。
最後の方の質問で話してくれたこのことは、
もしかしたら色カルタがなければ
知ることのなかったことかもしれません。
今は要介護3で認知症の治療やディケアのサポートも
受けている叔母ですが、
おしゃれ好きの可愛らしい笑顔が戻った瞬間でした。
たとえ過去の出来事や今は亡き存在であっても
心の琴線に残る大切なものを想い尊いと思い出す時には、
生きるエネルギーが放出されることを実感し立ち会えたことが
嬉しかったです。