作業療法士アンケートから
「その3」
「自分の仕事の色」を聴いたときに…
石炭の色と海の色を選んでくれました。
理由を聞くと「船で石炭を運ぶ仕事をしていた」と
話してくれ、そこからフィリピンからラワン材を輸入していた
という話も聴けました。
他の方は「仕事の色」で銀色を選び
「お金が行き交う仕事だったから」ということで
税務署で働いていたときを話していただけました。
「故郷の色」を聴いたところ、白を選び
「そこに住んでいた人の心がきれいだから」
そして、その後も追い出しながらふるさとの話を
続けていただけました。
色カルタをすると、時々思いもよらない選び方をする人がいて
新しい発見があります。
また、生活史を知ることや、本人が何を大切に生きてきたかを
知る手がかりになり役立っています。
認知症の患者様に対して行っているため、お題を
A3サイズの紙に書いて、それをお見せしながら行いました。
話しているうちにお題を忘れてしまう方が居るため
紙に大きく書くことで集中につながったと思います。
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十人十色、発想する色も方法も違いますね。
だから面白い!
自分の観方の偏りを感じることがあります。
大きな紙にお題を書く事、私も実施してみます。
ありがとうございました。