過日受講されたKさんから、このような色カルタのやり取りを
頂きました。（記載は了解をいただいています）
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読み札 空の色はどんな色？
取った色カード 青3枚
Aさん：空の色と言えばこれだね
Kさん：どうしてこの色を選んだのですか？
Aさん：この色を見るとお母さんを思い出します
私、お母さんと手をつないだ思い出がないんです
私が小さいころに亡くなってね
子供のころは戦争でね、那覇（沖縄本島南部）から
やんばる（沖縄本島北部）に家族で逃げたんですよ。歩いてね
小さいからあまり覚えてないけど、大変でしたよ
手をつないで歩きたかったけど、つないでくれなくてね
Kさん： 大変でしたね
Aさん： あの頃は戦争で、写真もなくてね、だからお母さんの顔が思い出せないの
Kさん：お母さんのことを思い出したくなったら空を見たらいつでも思い出せますね
Aさん ：そうねえ
すると他の参加者からも
・そうよ、最後までお母さんは忘れないよ
・戦争の時は本当に大変だったからね
・戦争で出生した若い人たちも「天皇陛下万歳！」て習ったのに、
死ぬときは「おかあさん！」と叫んで死んでいったことをきいたことがありますよ
と共感されていた
【 Kさんの感想 】
帰宅要求はあるものの、会話好きで明るい性格のAさんが
空の色からお母さんの思い出話を想起され、語ってくださった。
普段の明るさとは違い、寂しげな表情や母親への思いが聴け、
寄り添うことができて良かった。
普段は聞けない家族の思い出話を、色カルタをきっかけに
思い出してお話していただいた。
「お母さん」と共通の話題であったため、ほかの参加者の方もうなずいて聞かれており、
「そうだよね」と共感されていた。
また、気持ちが暗くなったまま終わらないように
「空」をきっかけにお母さんをいつでも思い出せることを
声掛けした。
今回グループワークで時間がなかったため、
次回は母の思い出について個人的にもっと聴いていければと思いました。
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ｋさん、素敵なお話しありがとうございました。