このような嬉しいお便りをいただきました。
嬉しくてこちらにアップします。
山元様、こちらこそありがとうございます。
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国立精神・神経医療研究センターの作業療法士山元と申します。
精神科急性期や外来プログラムを担当しております。
今回、当院の依存症専門ショートケア
『Real生活プログラム』で、三浦先生が開発された
“色かるたクオリアゲーム”を実施しました!
依存症は人を信頼することが難しい病気で、
悩みや苦悩を物質で紛らわせていると言われています。
依存の対義語は”繋がり Connection”であり、
人と繋がる事・信頼できることを
目的に治療を進めています。
メンバーの中には話すのが苦手な方も多いので、
「依存症者の方には…どうだろう…」と不安に思う所も
ありましたが、
いざ 色カルタを始めるとメンバーの皆様も積極的に
話をしており、盛り上がりました!
Aさんは
「私の初恋の色は鼠色です…。この色みたいにドンヨリしていました。理由は…」と苦笑いしながら話をして笑いを取ったり、
Bさんは
「私の夢の色はオレンジ。元気になりたい意味でオレンジ。黄色だと明るすぎるから、オレンジぐらいだと落ち着ける。」と周囲を感心させたり
Cさんは
「私の楽しい色は黒です。昔、好きなバンドを追っていて、ライブハウスの壁の色が、この色にそっくりなんです。」
好きな事を語ったり、経験や心境を踏まえながら、メンバー間で楽しく話をすることが出来ました!
メンバーの感想では、
「色を見るだけで感情が動かされたり、思い出が想起するのは不思議だなと思いました」
「色々な話が聞けて良かった」
「過去1面白い企画」
「十人十色で面白かった。もう一度やりたい」
など参加者からの満足度も高い傾向にありました。
メンバーの思い出や考えなどを聴けて、
スタッフとメンバーの距離が縮まったように感じました。
今回の”色かるた クオリアゲーム”のように、
安心して人とのコミュニケーションが取れて、
人と繋がれるゲームは、
依存症医療でも治療的意義があるのだと感じました。
三浦先生、素敵なゲームを開発して下さり、
ありがとうございます。
今後も他のプログラムでも導入していきたいと考えております。